学生時代から結婚願望が強かったので、10代後半から交際するときは結婚を前提にお付き合いをしていました。

そのため、特に何か考えなくても結婚できると考えていました。

何もしないと自分が望んでいるような相手とは結婚できないのではと考え出したのは、新卒で就職して2年目くらいの20代前半の頃でした。

就職した会社は圧倒的に女性が多く、しかも平均年齢が高い職場だったのです。

しかも、独身の女性が非常に多く50代~60代でも独身の方がいらっしゃいました。

出会える人もごく限られていました。

当時から結婚を決める間際までの結婚相手に望むことは年収が600万円以上・誠実な方・大手企業勤務・ケチではない人というものでした。

このまま、行動しなければ到底願っている結婚はできないと考えて20代前半で結婚相談所に入会しました。

その方が、相手の年収や勤務先がはっきりと分かるので効率が良いと考えたからです。

そして、女性は若い方が市場価値が高いと認識していたので早い時期から婚活を始めるほうが得だと考えていたのです。

大手の結婚相談所に登録して、決して安くはない入会金を支払いましたが、20代女性はお得な料金設定があったので、通常の会員よりは入会金も月会費も低料金でした。

結婚相談所に登録すると、月に数枚、望んでいる条件に合ったお相手のプロフィールが送られてきます。

私は、年収は600万以上・大卒・たばこを吸わない・親との同居なし・年齢は10歳まで年上OKという条件を設定していました。

想像以上に大手企業や公務員の方のプロフィールが送られてくるので嬉しい驚きを受けました。

しかし、実際にお会いしてみると年齢も年収も自分より上なのに割り勘だったり、話が合わなかったり、すごく良い人なのに生理的に受け付けなかったりとスムーズに婚活は進みませんでした。

同時に積極的に知人に紹介を頼むなど出会いを増やし、数は少ないもの出会いは見つけました。

しかし、いざ交際してみると価値観が合わずに結婚まで結びつかずにいました。

そのまま、29歳を迎えて20代半ばには結婚できないことに露骨に焦りを感じていたのに、30歳を目前にすると別に結婚しないならしないでいいかなと力を抜いて考えられるようになりました。

しかし、婚活は続けていて30歳のときに結婚相談所が開催する婚活パーティーで出会い交際を始めました。

自分とは生活面でも、性格も異なるタイプの方だったので最初は不安でしたが、交際を続けているうちに安心できるようになり結婚に結びつきました。

10年程度といった短くはない期間の婚活になりましたが、満足のいく結婚ができてよかったと心から感じています。